ずっと気になっていた、「7つの習慣」を読みました。500ページ以上とかなりのボリュームがあり、時間がかかってしまいましたが、とても多くの気づきと学びを得ました。
今回は、導入部で語られている、7つの習慣のベースとなる考え方について書いてみます。
パラダイム
パラダイムという言葉をご存じでしょうか。
パラダイムシフト - Wikipedia |
一般用語としてのパラダイムは「規範」や「範例」を意味する単語であるが、科学史家トーマス・クーンの科学革命で提唱したパラダイム概念が、その意図からは誤解となるほどに拡大解釈されて一般化されて用いられ始めた。拡大解釈された「パラダイム」は「認識のしかた」や「考え方」、「常識」、「支配的な解釈」、「旧態依然とした考え方」などの意味合いで使われている。
人はそれまで生きてきた中での経験や受けた教育により、それぞれのパラダイムを持っています。あらゆる行動や態度が、自身の持つパラダイムを通して決定されます。それは人によって全く異なる場合もあるかもしれません。
重要なのは、「1つのパラダイムが全てではない」と言うことです。
原則中心のパラダイム
人は皆、自分の生活や人間関係を、自身のパラダイムを通して見ています。しかし、見えたものはあくまでも「主観的な現実」にすぎず、そのものを表現しようとする努力に過ぎません。
「客観的な現実」は人間の成長や幸福を司る原則からなっています。
原則とは破られることのできない自然の法則です。それは応急処置的な解決方法、スキル、テクニックではなく、普遍的で変わることないものです。
原則は永続的な価値を持っており、人間の行動に正しい方向性を与えてくれるガイドラインとなるものです。それは「公正さ」「誠実」「奉仕」「貢献」といったもので、「卑劣」「堕落」「無駄」というものではありません。後者のような原則が人生において基盤となるようなことはありません。
原則に従ったパラダイムを持つ人格を形成することは、永続的な幸福と成功を得ることに繋がります。
インサイド・アウト(内から外へ)
インサイド・アウトとは、自分自身の内面(インサイド)を変えることから始めるということであり、自分自身の根本的なパラダイム、人格、動機などを変えることから始めるということです。
まず自分から変わること。自分のあり方を変えることにより、自分の外にある物をプラス方向に転換していこうと言う考え方です。
自身の変化の扉を開けるのは、自分だけなのです。
まとめ
振り返ってみると、今までものすごく視野の狭いメガネを通して世の中を見て来たと思います。
自分のパラダイムを通して見えたものが全てであり、それ以外は異常である、そういった考えの元、あらゆる判断を行ってきました。
しかし、それは自身の成長を促すことはなく、周りへ影響を与えることもありません。
そんな自分は今うつ病で休職することになっています。
まず自身が変わること、その上で周りへ影響を与えること、これが目指すべき人生の道であることを理解しました。
気になった方は、是非読んでみてください。図書館で借りるのではなく、自分で手に入れて何度も読み返すことをお勧めします。
どんなものかはわかりませんが、漫画版もあります。こちらも今度買ってみようかと思います。
その2→「7つの習慣」その2 人生には2つの成功がある