誰からも「気がきく」と言われる45の習慣を読みました。
筆者は秘書をされている方で、上司とのやりとりのエピソードは説得力があります。
1.相手ありき
まず書かれているのは、「相手のことを理解しなければ相手のことを満足させることはできません」ということです。自分ではいくらがんばっても、それが相手のためになっていなければ気づかいにはなりません。
2.尊敬する
気をきかせることの本質は、相手を尊敬することです。その人自身の人となりや、していること、またその人の時間や空間など、あらゆることに対して配慮することが大切です。
3.感情に寄り添う
相手の表情や仕草から読み取れる空気、そこからちょっとした変化に気づくことです。普段からその人のことを気にかけて見ているかどうかにかかってきます。
4.我を押しつけない
自分の気持ちや意見を一方的に押しつけるだけではコミュニケーションは成り立ちません。信頼関係を築くためには、相手の気持ちを想像し、理解する事が大切です。
5.言い訳、責任転嫁をしない
自分のしたことを素直に認め、謝罪する。言い訳しそうになったら、「それは自分を守るためではないか?」と自問自答するようにしましょう。
6.誰にでもフェアに接する
相手の立場によって態度を変えるような人は、やがて信頼を失うことになります。どんな人にでも感謝し、尊敬することができるようになりましょう。
7.人に興味を持つ
興味を持たなければ、相手の小さな変化に気づいたり、尊敬したりすることはできません。人のあら探しばかりをせずに、人との関わりを楽しむようにしましょう。
8.目を合わせて話をする
うつむいたまま応対するのは、相手に良い印象を与えません。自分もなかなかできないのですが、コツは相手の「眉間」を見る事だそうです。
9.必ず「おはよう」と言う
コミュニケーションの始まりは挨拶です。おはよう以外にも、こんにちは、行ってきます、などの挨拶を心がけるようにしましょう。
10.絶対に「ダメ」と言わない
命令、否定からは何も生まれません。人のいいところ、得意なところ、長所を生かせるようにしてあげるようにしましょう。
11.Give&Takeではなく、Contribute
「Contribute」は「貢献」です。見返りを求めて何かをしようという考えではなく、貢献するという意識で行動すれば、直接的に得る物は無くても、その取り巻く環境に対しては影響を与え、結果として自分に返ってくるかもしれません。
12.ちょっとした一言を惜しまない
「ごめんなさい」「すみません」より、「ありがとう」を言いましょう。ちょっとしたことに対しても、感謝を口に出して表すことで、相手により伝わります。
13.注意しない、否定しない
問題を本心から受け入れてもらうためには、自発的に気づきを得てもらうしかありません。否定するのではなく、できるだけ褒めるようにします。そして、言葉の終わりはポジティブな言葉や表現を持ってくると、会話は自然と気持ちよく終わることができます。
まとめ
ここで取り上げた内容は、どれも小さなことだと思います。これをどれだけ積み上げていけるかが、「気がきく人」と言われるかどうかにかかってくると思います。このエントリを読み返して、気がきく人になれるように頑張りたいです。