猫と一緒にガジェットライフ!ムチャ(@mutoj_rdm821)です。
今年の3月から、デジカメはサイバーショットDSC-HX30Vを使っています。開封の儀やファーストインプレッションはけっこうページビューが多くて、割と注目されていたモデルだと思います。
一般に、コンパクトデジカメはボケを出しにくく、一眼レフじゃないと難しいと言われます。なぜなのか?。ちょっと調べてみました。
画角と焦点距離と撮像素子サイズの関係
一般的なコンパクトデジカメは1/2.3インチの撮像素子が使われています。それに比べて一眼レフデジカメではその16倍の面積があります。
画角と焦点距離と撮像素子サイズの関係をものすごく簡単に示すと以下のようになります。
撮像素子の大きさが2倍になった場合、同じレンズを使って同じ絵を撮影するには焦点距離を伸ばさなければなりません。もしくは画角を広くする必要があります。
ボケと逆=パンフォーカスで範囲内全てにピントが合うのは
ボケを出すのとは逆に、パンフォーカスという撮影方法があります。なぜ遠くも近くもピントを合わせることが可能なのでしょうか。
こちらの記事に「錯乱円」という概念が紹介されています。
サルでもわかって欲しいカメラ原理講座: #02 絞りとは | Principles | KAN'S memo |
撮像素子の細かさは有限なので、1画素より細かい映像は全て1画素のデータとして記録されます。つまり、ピントが合った状態というのは、1画素できちんと絵を結ぶことができた状態をいいます。
これより大きな範囲に映像がまたがる場合は、ピントが合っていない=ボケた表示となります。
できるだけ広い範囲が1画素へ収まる様にレンズや絞りを調整したのがピント合わせが必要ないパンフォーカスで、携帯でよく使われています。
逆に、できるだけ狭い範囲だけピントを合わせる様にすれば、それ以外の範囲はボケて写ることになります。
ポイントは、焦点距離や画角で1画素に入る奥行き方向の範囲(=被写界深度)が変わってくるということです。
答えだけ書いてしまえば、「焦点距離が長い/画角が狭いほどピントが合う範囲が狭くなる」ということです。ピントが合う範囲が狭くなるということは、ボケを出しやすくなります。
同じ像を結ぶ場合、撮像素子が大きい方と焦点距離が長くなるので、ボケを出しやすいということになります。
本当はもう一つ「絞り」の概念がありますが、ここでは省きます。
コンパクトデジカメでボケが出しにくいのは
コンパクトデジカメは非常に小さい撮像素子を使っています。結果として焦点距離が短くなり、ピントが合う範囲が広くななります。
一応、ズームをすれば焦点距離が長くなるので、ボケを出す事も不可能ではありません。
以上が、自分で色々見て理解した結果です。間違っていたらご指摘くださいませm(__)m。
結局なにが言いたいかというと
コンパクトデジカメながら1インチという大型のセンサーを搭載した「サイバーショットDSC-RX100」が気になっているのです!
ソニー、1インチセンサー・広角端F1.8レンズの「サイバーショットDSC-RX100」 - デジカメWatch |
センサーサイズの大型化により光学系もだいぶがんばって詰め込んだのか、ズームは3.6倍までとなっていますが、ボケを活かした写真が楽しめそうです。(HX30Vは20倍)
ミラーレス一眼もいいんですが、荷物がかさばるのとレンズ沼にはまってしまいそうでちょっと手が出ません。
近いうちに買ってしまいそうです・・・_(:3 」∠)_