猫と一緒にガジェットライフ♪ムチャ(@mutoj_rdm821)です。
AVWatchにて「ソニー、MD録再機の生産を終了。約20年の歴史に幕」というニュースが流れてきました。学生時代に大変お世話になったMDですが、ついにその役目を終える時が来たようです。(メディアはまだ生産されるようですが)
そもそもMDとは
もしかしたらMDという物自体を知らない方もいらっしゃるかもしれません。
ミニディスク (MiniDisc) は、ソニーが1992年に発表した、デジタルオーディオの光学ディスク記録方式、および、その媒体である。略称はMD(エムディー)。
CDよりもコンパクトなメディアに、録音・再生・編集が可能という、カセットテープの代わりになるメディアとしてかなり普及していました。カセットテープと違い、頭出しや編集が簡単で、高音質なのが売りです。
特にCDからは対応デッキを使えばデジタル録音できたので、ほぼ変わらない音質(mp3の用に圧縮されては居ますが→ATRACという形式)で、手軽に持ち運びができるメディアとして重宝していました。
文字入力ができた
当時としては、録音した曲やディスク自体にタイトルを入力できるのはとても便利でした。最初はカタカナと英数字だけでしたが、のちに漢字も入力可能になりました。
PCとシリアルポート(!)で接続して、パソコンで文字編集ができるデッキも出て、これは即買いました。当時は時代の最先端を行っていた気がしていました。
録音モードの拡充
さらに時代が進むと圧縮率を高めたATRAC3という形式が登場し、2倍、4倍の時間記録ができるようになりました。普通の耳しか持っていない自分にとっては、4倍モードでも全然問題無く(電車で聞いていたのでそんなに気にならなかった)、とても便利だった記憶があります。
ちなみにディスクは60分、74分、80分といった種類がありました。
再生機も、いろんなメーカーが作っていました。一時期シャープのポータブルプレイヤーを使っていました。
NetMDの登場
世の中にmp3という物が登場し、パソコンで音楽を聴くことが普通になってきた頃、PCと繋いで音楽データを転送できるNetMDという物が登場しました。もちろん即ゲットです。
確かmp3も転送できたと思うのですが、いちいちATRAC形式に変換しながら転送するので、時間がかかった記憶があります。それでもとても重宝しました。
まだiPodも無かったと思います。
大容量のHi-MDディスクの登場
同じサイズで、より記憶容量を高めたHi-MDという規格も登場しました。PCでのデータ記録用のドライブも出ていました。
しかし、既に時代はメモリータイプのプレイヤーが登場し、MD自体がだいぶ下火になってきていたと思います。
そして時代の終焉
今や64GBのウォークマンで1万2千曲の音楽を全て持ち歩けるようになりました。ファイル形式もmp3の128kbpsから320kbpsにして、それでもまだ空きがあります。
これがいっぱいになる頃は、さらに大容量のプレイヤーが出ていることでしょう。
というか早く出ないかな~。Androidじゃなく、とにかく音質にこだわった専用機として・・・。