猫と一緒にガジェットライフ♪ムチャ(@mutoj_rdm821)です。
先日「裁断本を売買することに問題はあるかどうかというお話」という記事で、裁断本を売買するのはグレーゾーンなのでうんたらかんたらというお話を書きました。
それを吹飛ばすように、本日ScanSnapの非破壊型スキャナが発表されました。「ScanSnap SV600」は、本を裁断すること無くスキャンできてしまうものです。お値段は59800円と、びっくりするほど高いというわけでもありません。
本のスキャンのための豊富な画像修正機能
- 見開きページの分割
- ページめくり検出機能
- ブック補正機能
- ポイントレタッチ機能
見開きページの分割はまあ当然として、ページめくり検出はスキャンするたびにいちいちボタンを押したりする手間が省けます。
ブック補正機能は、本を見開いたときに湾曲してしまうのを補正する機能です。
すごいのはポイントレタッチ機能で、原稿を押さえる指を消去する機能です。
まさに本を非破壊スキャンするのにうってつけのスキャナです。
ScanSnapブランドとして登場することで一気に普及が進むか
こういったスキャナは以前から販売されていました。自分の思いつくところではサンワサプライが何タイプか出しています。
しかし、これまで培ってきたScanSnapの技術とソフトウェアにより、裁断してスキャンするのと同じくらいの品質で自炊ができるとするならば、非破壊スキャンが一気に普及するかもしれません。
そんな高機能で大丈夫か?
「大丈夫だ、問題無い」
と言っていられるのも今のうちかもしれません。これでスキャンされた本はそのままの状態で残ります。裁断して処分されていれば新しい本が売れていたのが、中古市場を延々と回ることになります。(まあCDは現状そうなのですが・・・)
いろいろな人達が黙ってはいないかもしれない・・・という気がします。ちょっと心配です。
実際スキャンするの大変かも・・・
裁断して一気にスキャンするのはあっという間に終わります。ScanSnap iX500だと、1冊の本をスキャンするのに何度か分けてセットする必要があるものの、ほんの数分で終わります。(こちらの記事に動画があります)
ページをめくりながら一枚一枚スキャンしていく・・・例えば「7つの習慣」なんて500ページ以上あるので、かなりの時間がかかりそうです。まあそれも非破壊と引き替えの手間ですかね。
まとめ
とはいえ、雑誌のように裁断しづらい本(自分はやってますが)や、図書館で借りた本(これもいいのか?という話になるかもしれませんが)をスキャンするには便利ですし、乱雑に置いた名刺をまとめてスキャンする機能もあるようです。
スキャンするのにそれなりのスペースが必要になりますし、これまでのドキュメントスキャナを完全に置き換えるものというわけではないでしょうが、興味はあります。いずれ手に入れたいです。