猫と一緒にガジェットライフ♪ムチャ(@mutoj_rdm821)です。
もう半年近く前になりますが、ソニーから高性能コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-RX100M3」が発売されました。
RX100は初代、M2と愛用していましたが、M2からのパワーアップ度合いがすごかったので、発表と同時にM2を下取りに出し、M3を予約していました(;´∀`)
どの辺がすごくなったのか、ご紹介していきます。
開封の儀
箱を開けるとソニーストアのお礼の手紙が。
ソニー製品で高額な物はいつも公式のソニーストアで買います。会員になっていると、3年ワイド保証のクーポン(他にもAV製品10%オフなど)が定期的にもらえるからです。ワイドだと破損や水濡れなども保証してもらえます。
内容物。充電はこれまで通り、microUSB経由で行います。付属の充電器以外にも、一般的なスマホ用充電器やバッテリーで充電できます。
正面。M2とほとんど変わっていないように見えますが、実は結構違います。後述します。
上面。「RX100 III」のロゴがまぶしい!
M2では中央にマルチインターフェースシューがあり、オプションの電子ビューファインダー(EVF)やフラッシュなどを取り付けることができましたが、M3ではEVFが内蔵されたためか無くなっています(左側がEVF)。中央部は代わりにフラッシュが配置されています。
そのEVFをポップアップするためのスイッチが左側面にあります。無線LAN接続を簡単に行うためのNFCアンテナもこちら側にあります。
背面。M2とほとんど変わりませんが、右下のボタンが?からCに変わっています。
右側面。microUSBとHDMIコネクタがあります。
M2と何が変わったのか
大きく変わったのは以下の6点です。
- レンズが変わって広角側にシフト、望遠側で明るくなった!
- 望遠側での最短撮影距離が55cm→30cmになった!
- 画像処理エンジンがBIONZからBIONZ Xに進化!
- EVFを内蔵!
- 液晶モニターが180°可動!
- PlayMemories Camera Appsに対応してアプリの追加が可能に!
逆に、これだけ変わったのにサイズは奥行きが3mmほど伸びただけです。すごい!
1.レンズが変わって広角側にシフト、望遠側で明るくなった!
写真は店頭でM2と比較したもの。下がM3です。レンズ部分がかなり大きくなっているのが分かると思います。
レンズのスペックは従来の「28-100mm F1.8-4.9」から「24-70mm F1.8-2.8」になりました。
わかりやすく言うと、広角側では広い範囲を移せるようになり、望遠側ではかなり明るく撮れるようになりました。F値は絞りを表す数値ですが、これが低いほど明るくなり、より被写界深度が浅く(ピントの合う範囲が狭くなり、ボケを生じやすく)なります。
M2までは、ちょっとでもズームをするとF値が大きくなり、ほぼ全体にピントが合ってしまっていたのですが、M3では最大ズームでも結構ボケます。
その代わり、望遠側の焦点距離が短く(ズーム倍率が下がった)なりました。簡単に言うと4倍近くあったのが3倍弱まで下がりました。センサーサイズが大きいカメラなので、元々がズームに弱いのでまあこれは仕方ないかなと。
2.望遠側での最短撮影距離が55cm→30cmになった!
M2まではちょっとでもズームするとピントが合わなくなって逆に離れないといけないという、もどかしい仕様だったのですが、これも良くなりました。
3.画像処理エンジンがBIONZからBIONZ Xに進化!
フルサイズミラーレス一眼カメラ"α7"シリーズと同じエンジンを搭載して、画質が上がっています。まあど素人の自分んはあまりよくわかりません(;´∀`)
4.EVFを内蔵!
よくもまあボディサイズをほとんど変えずに内蔵できたもんです。
直接見るのとはまた違いますが、視認性は非常に良いです。アイセンサーで目を近づけると自動的に画面がオンになります。
EVFを覗いて撮るときは必然とカメラが安定し、手ぶれを押さえられて便利です。
5.液晶モニターが180°可動!
M2とは構造が変わり、上に180°チルト可能になりました。最近話題のセルフィー(自取り)に便利です。まあおっさんには縁の無い話ですがァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
6.PlayMemories Camera Appsに対応してアプリの追加が可能に!
ミラーレスのαシリーズや、一部サイバーショットシリーズでも対応が始まっていたアプリ追加に対応しました。
他社と比べてほとんどファームウェアアップデートがないRXシリーズですが、これで機能追加が可能になります。(有料が多いですが)
他にも細かいところでは、
- ファンクションメニューが横並びの一列から選択する方式から2次元の表形式になって変更しやすくなった
- 右下のヘルプボタンがCボタンになってカスタマイズ可能になった
- NDフィルタを内蔵
があります。どれも嬉しい変更です。
逆にできなくなったこともあって、
- 動画撮影中に静止画を保存できなくなった
- 純正のフィルターアダプタが使えなくなった
です。どちらも重宝していたので残念です。フィルターはNDフィルターこそ内蔵されたものの、風景を写すときにPLフィルターが使えなくなったのが残念です。
実際に撮ってきた!
6月くらいの記事からはRX100M3で撮った写真だったりするのですが、改めて外で撮影してきました。場所は昭和記念公園です。9月13日から「コスモスまつり2014」と題してイベントもいくつか行われます。
Bloggerの画像アップロード制限(Google+フォトの仕様により2048ピクセル以下なら無制限)により、縮小しています。クリックで2048ピクセルの画像が出ます。オリジナルはflickerにアップしていますので、気になる方はそちらをどうぞ。
コスモス畑へ向かう前に日本庭園前でぬこ様を発見!
そして奥にあるコスモス畑へ向かうと・・・まだ早かったー/(^o^)\ナンテコッタイ
でもちょっとだけ咲いていました。
ハチさんを発見。
一生懸命働いていました。
白いコスモスも。
この写真!望遠側で撮っているのですが、手前のコスモスがボケているのが分かるでしょうか。この「手前ボケ」がこれまでのRX100シリーズでは作れなかったんですよね~。特にイルミネーションを撮るときにこの手前ボケを作りたかったので、これは嬉しいです。
トンボさんを発見!EVFのおかげで、手持ちでもズームしてしっかり狙えます。(その割りにピンポケしたのも多かったのですが(;´∀`)
空のグラデーションと光に透かして見えるコスモスが良くないですか?
奥の木にピントを合わせて手前ボケを狙ったけど失敗して全部ピンぼけ(;´∀`)
みんなの原っぱ脇にある中央売店でソフトクリームを食べるのがおきまりのコース。
その売店前には白いコスモスがいくつか。この品種はだんだん黄色に変わるそうです。
原っぱの南西にはピンクと白の混ざったコスモスが。そしてまたハチさんが働いてました。
こんな感じのコスモスです。
こちらは結構咲いていました。
要望をあげるとすれば
というわけで非常に気に入っているRX100M3ですが、要望が無いわけではありません。
- オートフォーカスがちょっと遅い。像面位相差センサーなら・・・
- 液晶パネルがタッチフォーカス対応だと良かった。
- アプリ追加は良いが、起動がちょっと遅い。
- 望遠が弱くなったのは少し残念。
フォーカスの遅さはちょっと気になります。α7などに搭載されている像面位相差センサーならもっと早くできるはず・・・。
液晶パネルはそろそろタッチできるようにして欲しいかなと。
アプリはメニューから辿っていかないといけないのでちょっと面倒です。
望遠はまあ元々そんなに強くないので、それほど気になりません。それより明るくなったのが大きい。
まとめ:非常に完成度が高いコンパクトデジカメ
よくぞこのサイズに収めたというくらい、高性能が凝縮されています。特にEVFをM2とほとんど変わらないサイズの中によく入れてきたと褒めたいところです。
予算が許せば、コンパクトデジカメとしてはほぼ最強(RX1はもっとすごいでしょうが、サイズも大きいので)と言っても過言ではないでしょう。
・・・という記事を書いている間に、パナソニック、キヤノンから競合機種が海外発表されました。
- パナソニック、4/3センサーの高級コンパクト「LUMIX LX100」海外発表 - デジカメ Watch
- キヤノン、1インチセンサー搭載の高級コンパクト「PowerShot G7X」 - デジカメ Watch
どちらも1インチ以上の大型センサーを搭載したコンパクトカメラです。RX100M3を狙っていた方は、これらの国内発表を待った方がいいかもしれません。
また、RX100シリーズは初代から全て併売されています。初代は34000円ほど(2014年9月15日時点)となっていて、望遠側の明るさやEVFが必要ないという方にはなかなかお手頃になってきています。
今後、大型センサー搭載のコンパクトデジカメはますます盛り上がってきそうです。
自分はRX100M3で撮った写真を使ってブログを更新していきますのでどうぞお楽しみに。
それではみなさまよきガジェットライフを(´∀`)ノ
- レンズが変わって広角側にシフト、望遠側で明るくなった!
- 望遠側での最短撮影距離が55cm→30cmになった!
- 画像処理エンジンがBIONZからBIONZ Xに進化!
- EVFを内蔵!
- 液晶モニターが180°可動!
- PlayMemories Camera Appsに対応してアプリの追加が可能に!
- オートフォーカスがちょっと遅い。像面位相差センサーなら・・・
- 液晶パネルがタッチフォーカス対応だと良かった。
- アプリ追加は良いが、起動がちょっと遅い。
- 望遠が弱くなったのは少し残念。