猫と一緒にガジェットライフ♪ムチャです。
発売前に一度取りあげたことがあるのですが、ゲーム音楽コレクション3作目は、2013年12月4日に発売になった「Nintendo FAMICOM MUSIC」です。
これまでにも任天堂のファミコンソフトはCD化されてきましたが、このCDには初収録となるタイトルもいくつかあります。
E3でゲーム界隈が盛り上がっているので、便乗してゲームタイトルに関するネタも交えながらご紹介していきます。
パッケージ
ディスク1はファミコン本体(旧)の模様が描かれています。
ディスク2はディスクシステムの正面の絵が。
パッケージ裏は収録タイトルのタイトル画面がずらりと並んでいます。
ブックレットにはパッケージ写真とゲームの紹介、曲名が記載されています。
CDは1タイトルにつき1トラックで、全曲が続けて収録されています。
初期のタイトルは1曲が短いので、とても忙しく感じられます(;´∀`)
無駄にBlu-spec CD2仕様
「Blu-spec CD2」とは、Blu-rayディスクの製造技術と素材を応用して、非常に高品質なCDを作るというものです。2は第2弾で、さらに高品質になったものです。規格としてはCDそのものなので、通常のCDプレイヤーで再生可能です。
ファミコンの音源をBlu-spec CD2で制作したとして、元が元なのでどれほど意味あるかという話はあるのですが、制作者の意気込みを感じられます。
収録タイトル-ディスク1
1.スーパーマリオブラザーズ
ファミコンを知らなくても知っているであろうこのゲーム。BGMとしては地上、地下、海、城の4種類に、短い曲としてスター(無敵状態)、ステージクリア、エンディング、ゲームオーバーくらいしかありません。
それでも当時のゲームとしてはステージ数が多く、果てしない旅に思えました。
2.ドンキーコング
ファミコン本体と同時発売されたタイトルの1つ。
アーケード(ゲームセンター)版からステージが1つ削除されて3ステージしかありませんが、十分楽しめました。延々とプレイしていた記憶があります。
マリオが初登場したタイトルでもあります。
BGMはタイトル、1面、3面、ハンマーくらい(2面はBGMが無い)。
ハンマーの曲は大乱闘スマッシュブラザーズでハンマーを取ったときにも流れるので知っている方も多いでしょう。
3.ドンキーコングJr.
これもファミコン本体と同時発売されたタイトル。
ドンキーコングで主人公だったマリオは敵になり、捕まえられたコングを息子のジュニアが助けに行くというストーリー。
こちらはステージ削除はなく、4ステージがすべて収録されています。
4.マリオブラザーズ
スーパーじゃない、普通のマリオブラザーズ。
ルイージと二人同時プレイが可能で、協力プレイもさることながら、妨害して殺し合うプレイも熱いゲームでした。
ゲーム中はBGMが無いので、ジングル的な曲だけでコンパクトに収められています。
ゲームスタート時の曲は、アイネ・クライネ・ナハトムジークの冒頭だったりします。
5.ベースボール
非常にシンプルな野球ゲーム。しかし操作系などその後すべての野球ゲームの基本となる要素はすでに確立されていました。
このゲームもBGMは無いので、曲としてはタイトルや攻守交代、ホームランなどごくわずかです。
6.サッカー
当時の性能面の限界からか、1チーム5人+キーパーの6人でのゲームになっています。
BGMが入って、ゲームらしくなっています。対戦が熱かったです。
7.バレーボール
ディスク1に収録されていますが、ロムカセットではなくディスクシステムのタイトルです。
シンプルながらしっかりバレーボール要素を押さえてあって、
けっこう遊んだ記憶があります。
けっこう遊んだ記憶があります。
曲はタイトル(この頃の任天堂スポーツゲーム共通の曲)、ゲーム中、ゲーム終了の
3曲しかありません。
3曲しかありません。
8.プロレス
これもディスクシステムですね。
レスラーは6人(+ラスボスが1人)、技はそれほど多くありませんが、一応固有の必殺技が用意されていました。
このゲームを開発した方が後に大ヒットしたプロレスゲーム「ファイヤープロレスリング」を手がけることになったそうです(Wikipediaより)。
9.ドンキーコング3
ドンキーコング、ドンキーコングJr.に続く3作目。
実はシューティングゲームです。主人公はマリオではありません(よく見ると違う)。
10.デビルワールド
二人同時プレイが楽しい、パックマンのようなドットイート型のアクションゲーム。
曲は少ないですが、マリオブラザーズと同じようにゲーム開始時にチャイコフスキーのバレエ音楽『くるみ割り人形』の『行進曲』冒頭部分が使用されています。
11.クルクルランド
操作系が非常に特殊なゲームで、キャラクターは常に直進し、曲がるにはポールに腕をかけて回転するしかありません。これがもどかしく、わかっていながら敵や巣に突っ込んでしまうことが多かったです。
隠された金塊を探し出し、すべて見つけ出すとステージクリアとなります。この金塊のグラフィックがゼルダの伝説(初代)のルピーと同じになっています。
ロムカセット版とディスクシステム版があり、後者ではBGMが変更された上に追加要素も存在します。CDには両方収録されています。
12.バルーンファイト
風船に捕まってふわふわと空中をとびながら、同じく風船で飛んでいる敵キャラの風船を割って落としていくという通常モードと、雷の間をひたすら進んでいく「バルーントリップ」の2つのモードがあります。
後者のBGMは名曲なので、聞いたことがあるかも知れません。
後者のBGMは名曲なので、聞いたことがあるかも知れません。
13.アイスクライマー
二人同時プレイが熱く、結構人気が出たゲームだったと記憶しています。プレイヤーキャラのポポとナナは、大乱闘スマッシュブラザーズにも2人1組のキャラとして登場しています。
ロムカセット版が出た後にディスクシステム版が発売され、後者ではBGMが少しだけ異なっています。CDには両方収録されています。
14.レッキングクルー
マリオとルイージがハンマーを持ってビルの解体に挑むアクションゲーム。2人同時プレイはなく、お邪魔キャラとしてレアな「ブラッキー」が登場します。
隠れキャラのゴールデンハンマーを取ったときの曲が爽快で名曲です。
15.マッハライダー
荒廃とした近未来を舞台としたフロントビューのレースゲーム。
BGMが非常に独特で、覚えている方も多いのではないでしょうか。
難易度が非常に高く、BGMを最後まで通しで聴ける事はまずありません。
CDではじっくり聞くことができます・・・が、このCDではエンジン音(効果音)がずーっと鳴っていて、ちょっと残念です。
CDではじっくり聞くことができます・・・が、このCDではエンジン音(効果音)がずーっと鳴っていて、ちょっと残念です。
確証が得られてないのですが、CD収録は初なのではないかと思います。
16.ファミコンウォーズ
「ファミコンウォーズがで~るぞ!」のCMでおなじみの、ウォーシミュレーションゲーム。基本を押さえつつ非常によくできていて、登場ユニットも多く、ステージも15+2(最終ステージが選んだ軍によって異なる)とやり応えがありました。
セーブデータが非常に消えやすく、自分は最終ステージでデータが消えて、結局クリアまでプレイしてないのではないかと思います。
BGMはレッドスター軍、ブルームーン軍それぞれ2曲用意されており、選ぶことができました。どの曲もテンポが良くて名曲です。
セーブデータが非常に消えやすく、自分は最終ステージでデータが消えて、結局クリアまでプレイしてないのではないかと思います。
BGMはレッドスター軍、ブルームーン軍それぞれ2曲用意されており、選ぶことができました。どの曲もテンポが良くて名曲です。
17.スーパーマリオブラザーズ3
マップ画面が登場し、自分でステージを選んでいけるシステムもこのタイトルからです。
ワールドは8まであって、マップBGMはそれぞれ用意されています。
ステージBGMは通常ステージ、アスレチック面、地下面、水中、城、飛行船があり、アスレチック面はトラウマ曲になってる方も多いのではないでしょうか。
エンディング曲は短めですが名曲です。
18.ドクターマリオ
マリオは登場するけどアクションパズルゲームです。
音楽はFEVERとCHILLの2種類から選ぶことができ、FEVERの方はオレンジレンジの「以心伝心」のフレーズと似ていると物議を醸したことも。
どちらもちょっと変なメロディで、中毒性が高いです。
収録タイトル-ディスク2
1.ディスクシステム
ディスクシステム起動時の音楽。
ディスクシステムはファミコン用の拡張ユニットで、フロッピーディスク(これ自体知らない人も多いのでしょうが汗)に似た「ディスクカード」を使ってゲームをします。
それまでのロムカートリッジより容量が多く、データの保存ができるのが売りでした。
ゲームミュージックを語る際のポイントとしては、ディスクシステム自体に拡張音源が内蔵されており、これによってロムカートリッジのゲームに比べてサウンドが美麗になっています。
2.ゼルダの伝説
ディスクシステムと同時に発売された、その後も数多くのシリーズタイトルが出ているゲームです。
曲数は少ないものの、どの曲も名曲です。
後にロムカートリッジに移植され(タイトルは「ゼルダの伝説1」)ましたが、拡張音源が無いため、かなり寂しい感じになっています。CDに収録されているのはもちろんディスク版です。
3.謎の村雨城
和風なアクションゲーム。ゼルダと違ってシリーズ化はされなかったので、非常にマイナーながら、BGMはなかなか味わい深いゲームです。
難易度は高めで、自分はクリアしたことがありません。
4.メトロイド
後にシリーズ化された第一弾。マップが非常に広く、クリアするのにけっこう時間がかかるゲームでした。しかし、かけた時間によってエンディングが異なるシステムとなっており、最高のエンディングを出すためには2時間以内にクリアしないといけません。
BGMは重厚で、名曲揃いです。
5.光神話 パルテナの鏡
ナスビ使いの悪夢。
マイナーなタイトルでしたが、メイドインワリオやスマッシュブラザーズにちょこちょこ登場していました。スマッシュブラザーズXでは主人公のピットがプレイヤーキャラとして登場したり、単独で新規タイトルになったりと、今ではわりと有名なゲームになったと思います。
冥府界、地上界、天空界、天空の神殿の4つのステージで構成されており、それぞれのBGMはどれも名曲です。
6.リンクの冒険
ゼルダの伝説の続編として発売されたゲーム。
シリーズで唯一(たぶん)、横スクロール型のアクションゲームになっており、謎解きよりもアクション要素が非常に高いゲームになっています。
音楽は新規に起こされていますが、フィールドの曲の出だしはゼルダの伝説と同じになっていて、続編を思わせます。
7.ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 -前編-
8.ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 -後編-
このソフト以降、遊遊記、タイムツイスト、ファミコン探偵倶楽部シリーズなど、前後編に分かれたタイトルが出てくるようになりました。
いろんな昔話をごちゃ混ぜにして1つに組み直したという感じで、2枚組なことから非常にスケールの大きい作品になっています。
BGMも多く、全部で24曲あります。エンディングは短いですが、長いストーリーの最後に流れてくるとじわりとくるものがあります。
「おしてみなよ」でハマった方が多いのではないかと思いますw
おしまいのひとこと
このCDで新規に収録されたのはファミコンウォーズ(とマッハライダー?)くらいで、他のタイトルは過去に発売されたCDに収録されています。
しかし、このCDは後発のため、特に価格が高騰することもなく普通に購入することができます。(書いている時点でAmazonで約2000円)
それらCDを持っていない方にはオススメのCDです。ファミコンウォーズファンの方にはなおさらです。
収録されている多くのタイトルは、バーチャルコンソールで今でもプレイ可能です。
音楽を聴いて興味を持った方は、古き良き時代のゲームを楽しんでみてください。
それではみなさまよきガジェットライフを(´∀`)ノ